NetAdvantage for windows phone 7 の良かった点・残念だった点

Infragistics さんの NetAdvantage for Windows Phone7 「コミュニティプログラム」の公開期限が今月末までなので、今作っているコミックビューア "Mil" でコンポーネントを使ってみました。

InfoBox

画像のような Tooltip が簡単に表示することが出来ます。
WP7 標準の Popup 使っても作ることは出来ますが、色々実装するのは面倒なので気軽に使える InfoBox が用意されているのはうれしいですね。

InfoBox クラスに Tap などのイベントがあるので、ControlStoryboardAction や NavigateToPageAction をくっつけてみましたが動きませんでした。

残念。

メッセージに「詳しい情報はここをタップ」→「ヘルプページに遷移」ということをやりたかったのですが、出来ないみたいですね。
イベントハンドラなら動くかと思ってコードビハインド上に書いてみましたがダメ。

残念。

Slider

WP7 標準の Slider は何故かドラッグでスライドさせていくことが出来ず、タップしていくと値が進んでいくというスライダーです。
NetAdvantage のスライダーはドラッグしてスライドしてくれる優れものです。

とはいうものの。WP7 標準の Slider から入れ替えてそのまま動くのだと思ったら、ちょっと違う。

Value 別のコンロトール.Opacity (Twoway) でバインドしてみたところ、ドラッグしてもするするスライドせず。
また Maximim 1.0, Minimum 0.3, LargeChange 0.1, SmallChange 0.01 にしたのですが、スライダーで動作する位置がなんか変。一番右端までスライドしなかったり、一番左端に到達したらもう動かなかったり。

残念。

あとスライダーの左右に "+", "-" ボタンを用意してスライダーとボタン両方で値を変更できるようにしています。
Button に ChangePropertyAction をくっつけて Click されたら、Slider.Value を -0.1 / 0.1 を Increment という設定にしており、これでボタンをタップするとスライダーの値が -0.1 / 0.1 ずつ進みます。

NetAdvantage のスライダーでも出来るかと思いきや、Button に Value はないというエラーメッセージ。
ボタンからコントロール作ってるのね。

残念。

まとめ

私は、趣味で WP7 アプリを公開してますが、もちろん仕事でも WP7 アプリを作って納品してます。

チャートのようにはじめから自作をあきらめる場合は、各種コントロールを試してみて一番良いのを購入して開発することが多いです。こういう場合は、あらかじめ色々試した上で購入するので、のちのち問題が発生する事はあまり多くありません。

でも逆に標準のものがかっこわるいから変えたいな−、というときはできるだけ WP7 標準と置き換えが簡単な物だとありがたいです。
コントロールのためだけに色々変えるのは避けたいというのが正直なところ。

重箱の隅をつつくようで、すいません。
私の使う範囲では、細かいところで期待していた動作をしないことが何点かありました。

チャートは良くできています。ビジネス向けアプリ作るときは、チャートをいちいち自作してられないので、非常に役に立つと思います。