TrueImage が起動する USB-HDD ( USB メモリ ) の作り方

前回のエントリでも書きましたが、今回は TrueImage が起動する、USB-HDD の作り方です。
モバイラーに便利なBuffaloのHD-PSGシリーズを買おうかな!、とも思いましたが、むきだしの HDD が余っていたので、自分で作る作業に手をつけてしまいました(^^ゞ
たまにはこういう作業も楽しいし♪

ここでご紹介する方法は、HD-PSGのように仮想CD/DVD 機能はありませんが、Windows を起動することなく USB-HDD にバックアップ/リストアをすることができます。
HDD が余っている方は、こちらの方がトータルコストを抑えられますし、複数のバックアップ HDD を作れますよ。( USB メモリでも OK です。)
また USB-HDD を PC に接続したときに、OS が「リムーバブルディスク」と認識しないで「ハードディスク」と認識してしまう場合( Acronis True Image の起動ドライブにできない場合 ) でも、ご紹介する方法なら起動させることができます。

用意するハードウェア

  • USB-HDD から起動できるパソコン
  • 3.5" もしくは 2.5" のむき出し HDD、USB メモリ
  • USB-HDD 変換ケーブル ( 私は裸族の頭を使用。\2,000-位 )

用意するソフトウェア

  • Acronis TrueImage 10 ( Personal2 でもよいみたい )
  • syslinux ( ここから 最新版の syslinux-x.xx.zip をダウンロード )

では構築

  • Windows を起動します。
  • Acronis TrueImage をインストールします。インストールするときには「カスタムセットアップ」を選択し、必ず「BertPE」をインストールしてください。
  • USB-HDD 変換ケーブルの説明書を良く読んで、HDD をパソコンに接続してください。
  • USB-HDD のパーティションを切ります。システムを起動させる先頭パーティションは必ず FAT32 でフォーマットしてください。

ちなみに私は以下のようにしました。

パーティション1 ブート用,アクティブ 10G FAT32でフォーマット
パーティション2 データ用 310G NTFSでフォーマット
  • syslinux-x.xx.zip を適当なフォルダに展開します。
  • コマンドプロンプトを立ち上げて syslinux を展開したフォルダの下の、win32 フォルダに移動します。
  • USB-HDD が起動できるようにシステムを転送します。以下のコマンドを入れます、

c:\> syslinux.exe -maf USB-HDDのドライブ:
Vista の場合は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動すること。

  • C:\Program Files\Acronis\TrueImageHome\BartPE\Files にある

を、USB-HDD のシステム用ドライブにコピーします。

  • 以下の内容のファイルを、USB-HDD のシステム用ドライブに、 syslinux.cfg という名前で作成します。

default TI
prompt 1
timeout 5
label TI
kernel kernel.dat
append rw initrd=ramdisk.dat /S mbrcrcs=on video=vesa vga=0x314 load_ramdisk=1 prompt_ramdisk=0 ramdisk_size=32768 quiet

  • これで完了です。Windows を終了させて、USB-HDD から起動させてみてください。Acronis TrueImage が起動します。

起動しない場合・認識しない場合

  • Syslinux でのシステム転送を以下のようにしてみてください。

c:\> syslinux.exe -saf USB-HDDのドライブ:

  • BIOS の設定が USB-HDD を起動させるようになっていますか?
  • HDD のジャンパの設定は、Master になっていますか?
  • TrueImage が起動しても USB-HDD が認識されていない場合は、一度パソコンと USB-HDD の電源を切ってやり直してみてください。